では今日も読んだ本をまとめて書き残しますね。
まずは。。。
「きなりの雲」 by 石田千
私はこの著者もお初でした。
図書館の新刊紹介の説明を読んで、編み物が出てくる話のようなので
あら、珍しい、読んでみたいと思って予約しました。
主人公は編み物の講師や専門店の見本を編む仕事をしてる40歳の女性。
周りの人に溶け込みにくい性格なのに周りの人たちは彼女をほっとけない。
自然体で接してくれる人たちに素直に答える主人公の生き方にホッとします。
編み物も丁寧な描写なのではっきりと目に浮かび、また何か編みたいなぁと
思わせる魅力がいっぱいでした。
悪い人が一人も出てこないし、周りから薦められて自然に道が開けて行く
こんなことってあるのかな~と思わぬこともないけど、前に前に行きたがる
そんな人には手を差し伸べる必要はないですものね。
自然体がいいんですよ、っていうことかな。。。そう思いました。
「キャベツ炒めに捧ぐ」 by 井上荒野
数人の予約が入ってて順番を待って借りました。
著者はかの井上光晴氏の娘さんですね。
最近は料理がテーマの本が多いですが、これも惣菜屋が舞台です。
60歳過ぎの3人の女性がお互いの深い事情も知らず惣菜屋で働いてる。
べったり仲が良いでもなく悪いでもない、気になりながらも踏み込まない。
人間60年以上生きてると色々大変なお荷物を背負ってしまうでしょうが
そんなお荷物と日々葛藤しながらもこの3人は美味しいお惣菜を作ります。
お惣菜だから、さつまいもと烏賊の煮物やあさりのフライ、豆ご飯など
家庭料理があれこれ出てきますよ。
最後はお互いのことが少しづつわかってくるんですが
それにしても元気パワー炸裂の3人です!
「切羽へ」 by井上荒野
「キャベツ炒めに捧ぐ」の著者の作品ですが、まったく雰囲気が違ってて
これは私にはまったく合わなかったです。
主人公の気持ちも?だったし、作った物語だという感がぬぐえなまま
でも何かを期待して最後まで読みました。
私はホンマによっぽどのことがない限り、途中で読むのをやめません。
?と思いながらも最後まで読むのが著者に対しての礼儀ですもんね。
物語の中で切羽という言葉が数回登場しますが、切羽とは?
私は仏教用語かなと思ったけど、実は採石場のトンネルの先っぽ。
たぶん主人公の気持ちが切羽に例えられてるのでしょう。
ではタイトルの「切羽へ」とは?
「蒼林堂古書店へようこそ」 by 乾くるみ
小さな古書店の奥のカウンターでは、1冊でも古本を買うと珈琲が一杯
無料で飲めるんですよ。
バツイチのサラリーマンや高校生、小学校の女性教師などが集まって
店主の入れた美味しい珈琲を飲みながらいろんな推理をしていくって
お話ですが、今こういう筋書きの本が多いですよね。
何となく「ビブリア古書堂の事件簿」を思い出してしまいました。
でも登場人物の組み合わせが面白かったですよ。
あんまり時間がかからなくて軽く読めました。
「賢者の贈り物」 by石持浅海
この題を見るとすぐ思い出すのが、オー・ヘンリーの物語ですよね。
「最後の一葉」も有名ですが、私は「賢者の贈り物」が好きです。
夫婦で贈り物をするのですが、そのお金を工面するのに髪と時計を売る
そして贈り物は売ってしまった髪にさす櫛と時計につける鎖でした。
相手を思いやる気持ちがじ~んと心に伝わってくる物語ですよね。
そんな物語なのかなと思って読み始めたけど、ありゃ~違ったわ?!
推理的な要素を含んでるひねったパズルみたいな作品です。
細かい説明が多くて回りくどい章もありましたが故意にそうしてるんかな。
その意図がよくわからなくてすす~っと読み飛ばしたところもあり。
でも日常生活の中でもありそうなことも角度を変えると違って見える
そんな気付きもあったりして面白かったです。
こういうピリッとした短編って意外と面白いんだって今回知りました。
最後はあ~そうなんだって終わり方が多かったですね。
この著者の本初めて読みましたが、もっと読んでみたいと思いました。
「ばくりや」 by 乾ルカ
私最初は「パクリ屋」かと思いましたがよく見ると「ばくりや」でした。
「ばくり」とは地方の言葉で交換することなのだそうです。
ホンマにそんな方言があるのかどうかわからないけど。
表紙がイラストなので?と思うかもしれないけど、れっきとした小説です。
自分が持て余してる能力をどこかの誰かの能力と交換するんですが
誰かから交換される能力がどんなものなのかあらかじめ知らされないので
それが前の能力より危険だという結果になることが多い結末でした。
読んでいくうちに「おち」があることに気づくんだけど、何と交換したのか
わかるまで先に先にと一気読みでしたよ。
でも不思議なことに7編の短編のうち、女性が主人公なのは1話だけです。
しかも「ばくりや」が一年に一回のお休みの日で。。。さて、どうなるのかな。
まぁね、女性のほうが環境に適応する能力は高いと思うからそうなのかも。
今のとこ、私には人と交換したいような持て余してる能力はないかな~。
みなさんはどうですか?
「いつか陽のあたる場所で」
「すれ違う背中を」 by 乃南アサ
過去に罪を犯して入ってた刑務所で知り合った30歳と42歳の女性が
その過去に苦しめられながら一生懸命生きてる、ってお話です。
その過去を知られたらいけないという不安から何事にも臆病になる人と
その過去は過去としてこれからは今までできなかったことをしたいと
逆境に負けないと頑張る人、そうなんだろうなという感覚で読みました。
でも臆病な人もパソコンに出合い、自分の特技(刑務所で会得した)を
生かして顔を上げて生きて行こうとするところまでで終わっていました。
続編もありそうな。。。と思いましたが、上昇気分で終わってるので
ここまでだからいいんだって思う気もします。
今も読み続けていますが、今日はこの辺りまでにしますね。
今日から3月です、そう思うせいかあったかく感じた今日一日でした。
今年の梅は厳冬のせいで開花が遅れてるそうです。
今日の新聞記事です。
でもこうしてもうほころび始めてる花もあるようですね。
何とも言えない綺麗な赤、薔薇色に見えます。
私は桜は必ず毎年どこかに見に行ってるけど、梅は行かないなぁ。。。
でも今年はこの薔薇色の梅の花をぜひこの目で見てみたいと思います。
もう母と一緒にというわけにはいかなので、綺麗な花の写真を撮って
見せてあげたいです。
母の入院中は花と曾孫の写真をプリントし、フォトアルバムに入れて
2冊持って行ってたので、母はよくそれを眺めていましたよ。
少しは暗くなりがちな気持ちを慰められてたのかなと思います。
花や子供の写真って見てるだけで微笑みが浮かんできますもんね。
こうして梅の話などをしていると春の足音が聞こえてくるようですが
奈良のお水取りの頃までは寒さも行ったり来たりなので気が抜けません。
私も時々咳が出たり喉が痛かったりしていますが、風邪なんか!と
いう気力で兆候くらいでおさまっています。
次男一家は次々とインフルエンザにかかって大変だったようですが
唯一お嫁ちゃんは一日の高熱だけでおさめた?そうです。
どうやらインフルエンザではなかったようで、主婦は強し!でした。
自分が倒れたらどうにもならないと気力でインフルエンザを押し返した
のでしょうね。
私にも経験がありますが、主婦はこうしてどんどん強くなっていくのです。
あ~、身体だけじゃなくて気力もですよ。
で、一段落した更年期以降にまたちょっくら不定愁訴のようなものに
引っかかってね、しょうがないんですよ、ここいらでゆっくりしなさいって
神様がおっしゃってるっってことなんですからね~。
でもできないですよね、なかなかゆっくりなんて。。。
がんばって、ゆっくりして、またがんばって、一休み。これが理想ですね。
読書の話からまたまたどっかに飛びました、では今日はこの辺りで。
3月だからと油断しないで体調には気を付けて春を待ちましょう♪
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