「爆問学問」 塀の中の真実
先週の木曜日、新しいTVについてる番組表を見てたら
これって何?というタイトルの番組があり、ちょっと見てみようとかけてみた。
「爆問学問ー塀の中の真実」 塀の中?刑務所の中を見るってことかな。
ついこの前網走刑務所に行ってきたばかりで、何か刑務所と聞くと
他人事とは思えない?!
ホンマに刑務所の中が見られるんなら、そういうチャンスって滅多にないし
ま~、たぶん、これから先もお世話になることはないとは思うけど
何にでも興味がある私としては見てみたいし。
ちょっくら見てみるかな。
爆笑問題の2人が杉良太郎と一緒に、日本最大の府中刑務所に行き
中を案内していくということでした。
杉良太郎は法務省特別矯正監と言う肩書を持ち、ボランティアの
域を超えた様々な活動をもう50年も続けてきているそうです。
彼の言った言葉にこんなのがあるんですョ。
「自分のやってることは偽善で売名行為ですよ。偽善のために今まで
数十億を自腹で使ってきたんです。わたしのことをそういうふうに
おっしゃる方々もぜひ自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ」
何か良いことをすると、必ずそれを斜めに見てあ~じゃこ~じゃいう人が
いるんですよねぇ。
じゃぁアナタもおんなじことができるのかって聞かれると
「自分はそんな恥ずかしいことはできない」とかなんとかいうんですよね。
かえってそれが恥ずかしいことだってわからない人ほど吠えるんです。
最初は偽善だったかもしれないけど、数十億って偽善や売名行為では
決して出せない金額だと思うけど。しかも50年もの長きにわたって。。。
ま~、今回そんな杉良太郎がしょっちゅうここを慰問してるということで
内部にとっても詳しいんで、隅々まで(けっこう細部まで)を案内しました。
実は今日はその2回目があるんですョ。
なので思い出したってわけです、そうそう1回目を見たなぁって。
なので1週間前だったので、印象に残ってるところしか覚えてませんが
まず広~いんです、府中刑務所って日本最大の刑務所なのでデッカイ。
真っ直ぐな廊下がず~っと向こう、端っこが見えないくらい向こうまで
続いています。
爆笑問題の田中が「こんな長い廊下、見たことないよ」って言ってた。
中は綺麗で掃除が行き届いてて、匂いもないそうでした。
杉良太郎は昔っから慰問してるから「昔は臭くて息ができなかった」と
言ってました。
単独室は何畳だろう、布団一式と小っちゃい洗面台とほとんど丸見えの
トイレ、だけでした。ここで正座して過ごすんでしょうか。
そして共同室は6人部屋って言ってたかな、ベッドが2つありました。
入所の古い順に使える権利があるとか。と言っても木の台だったんだけど。
1人縦横30cmくらいの棚があり、そこに置けるだけの荷物は持ってもいい
そうで、各自雑誌や生活用品とかがぎっしり置かれていました。
雑誌もタレントの写真集や旅やおしゃれ雑誌もあり、爆笑の2人もビックリ
してました、けっこう自由に持ってけるんだねって。
TVもあったけど放送内容は制限があるので、好きには見られないですね。
そうそう独房にもTVがあったかも?!違ったかなぁ。
布団の敷き方や畳み方にも決まりがあり、1か月に使う紙(すべてに使う紙)
の量も決まってて1人何百枚(忘れた)って言ってた。
たとえ同じ房でも本や日用品の貸し借りは厳禁で、無駄話もダメですよ。
そういうところは厳しいですね、やっぱり罪を犯してるんですからね。
「規律を守る」ことを徹底して頭と体に叩き込まないといけないんでしょう。
そうそう、刑務所内でも抗争があり、そりが合わない者がいるそうで
この放送中もしょっちゅう受刑者同士の喧嘩が起きたと騒いでました。
気が合わない者同士はなるべく顔を合わさせないようにしてるとか。
刑務官の方々も大変ですね、ず~っと怖い顔をしてないといけないのも
疲れると思いませんか? 私ならそれだけでぶっ倒れてしまいそうです。
お風呂は洗う時間も浸かる時間も決まってて、交代で入ります。
お風呂にあった説明書きの看板の文字は数十か国語でした。
ここには数十か国の外国人が数百人(細かい数字は忘れちゃった)いて
外国人って罪を犯したら強制送還とかされないのかな。
TVではすぐに強制送還って言ってるでしょ?!できない人もいるのかな。
食事は杉良太郎がここを訪れた時には必ず受刑者と同じものを食べる
のだそうで、この日も食事が出されていました。
ご飯が苦手な人にはパンなんだけど、田中がパンを食べて「美味しい」
柔らかくて美味しいとか。今の食事は「臭い飯」ではないようです。
受刑者の中には宗教上や病気などで食事制限がある人もいるので
「豚禁食」「ベジタリアン」「パン食」とか部屋の番号の下に細かい指示が
書かれてて、配食時に間違えないように配慮がなされてる、親切じゃね~。
刑務作業には色々あって時給にすると1時間200円にも満たないけど
これで必要な生活用品を買ったり、貯めておいて出所してからの当面の
生活費にもなるので受刑者にとってはなくてはならないお金になります。
一例としてプラスチックのハンガー、よくお店で服をぶら下げてるあれね
あれに貼ってあるMとかLとかのサイズ表示のシールを丁寧にはがしてた。
はぁ、あれもいちいちこうしてはがしてたのかとビックリしました。
あれって普通に内職でしてもいくらにもならないから誰もやりたがらない。
なので刑務所だと1か月3,000円だったかな、の給料でやってくれるので
仕事として成り立つんですねぇ、な~るほど!
でも昔に比べると段違いの待遇の良さに、シャバに戻っても生活手段が
見つからず、特に高齢者ともなると刑務所の方がず~っと居心地が良い
と言うことになり、数百円の無銭飲食や無賃乗車で舞い戻ってくるそう。
そしてここでも受刑者の高齢化が深刻な問題になってるそうで
刑務所内の職員が介護をしているそうですョ。
でも高齢者が増えるとそれだけ手がかかって、費用もかさんでくるし
入れ物もパンクするのでは?この問題、これからの大きな課題ですね。
先週は偶然見たんだけど、今週分は今日放送です。
って実は私もすっかり忘れてたんだけど、TVの番組表で思い出した。
先週面白かったので、見逃せないと思い視聴予約しておきました。
NHKで午後10時55分から30分間ですが、良かったら見てみては?
絶対に一生関わることはないと思うけど、でも見ておいてもいいかな
と思われる方はどうぞ。
最後ですが、うちのおっちゃんもちょこっとだけ協力してるかなと。。。
仕事関係の地元の知り合いから頼まれて、最初はお付き合いでしたが
いまではけっこう積極的にお手伝いする気があるようです。
その知り合いは保護司をされています。
保護司とは刑務所や少年院で刑期を終えた人が社会復帰できるように
手助けする無給のボランティアなんです。
その活動に必要な費用をもちろん保護司の方々もかなり出して
おられるのですが、何しろ保護司は無給ですから限界がありますよね。
そこでこんな看板を作って協力を呼びかけ協賛金を募っています。
この看板を目立つところに置いてもらい積極的に活動を知ってもらいたい
と言うことでもあるようです。が。。。
スミマセン、ウチは家の裏に置いています。
おっちゃんも私もこういうの飾るのは苦手なくちで、裏に回ればちゃんと
誰でも?見えるようにしていますのでご勘弁を。。。
ウチのおっちゃんは頼まれたら嫌って言えないし、第一誰かの役に立つ
って言うとついつい一生懸命頑張っちゃう人なので、保護司さんもよく
そこんとこを知ってらっしゃるんですわ。
今も仕事関係の会のまとめ役をもう数年やってますが、前任者はその
保護司さんで交代する時におっちゃんをご指名だったんです。
ま、人が悪いと言われるよりもいいし、これが性格なのでしょうがない。
けっこうこの役が気に入ってて、楽しそうにやってるのでいいかな~
と思っています。
と、またまた話がそれてきてます? では今日はここまで。
今日の晩、NHK10時55分ですよ~!
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました♪
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